• 2025年8月6日

暑い夏を乗り切る、“酢の物”。なぜ夏に“酢の物”がいい?

いや~暑いですね。40℃を超える気温が全国各地で記録されているのは驚きです。このまま地球が砂漠化しないか心配です。アメリカがパリ協定に戻ってくれることを願います。

暑い夏には酢の物がいいと祖母がよく言ってました。祖母の言う通り、暑い夏に酢の物を食べると、何となく元気がわいてくる気がしました。

科学的にはどうなのでしょう。

“酢の物”はお酢を使った料理です。酢は体に入ると、“クエン酸”に変わります。

食欲増進

酸味の刺激で唾液や胃液がどんどん出てきます。食欲が増します。

疲労回復

筋肉をたくさん使うと“乳酸”という疲労物質がたまってきます。クエン酸は、この乳酸を分解する作用があります。疲れをとる作用があります。

防腐効果

クエン酸は防腐効果があります。夏に多い食中毒を予防します。

ダイエット効果

炭水化物は代謝されて、“アセチルCoA”という物質になります。アセチルCoAが、クエン酸回路といってエネルギーを生産する化学反応のサイクルに入ってエネルギーを作り出します。直接クエン酸をとることによって、クエン酸回路が活性化されてエネルギーを効率よく作り出すので、夏バテに打ち勝つパワーが生まれます。同時に、炭水化物が効率よく燃焼されるので、ダイエット効果もあります。

クエン酸の多い食品

酢の物のレシピ

今晩は定番のわかめときゅうりの酢の物で、夏バテ対策はいかがでしょうか。暑い夏を“酢の物”で乗り切りましょう!

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