- 2025年7月2日
- 2025年7月22日
禁煙外来
禁煙治療は健康保険が適用されています。患者様の負担も軽くなりました。
「どうしても煙草がやめられない。」「何回も挫折している。」という方はぜひご相談ください。禁煙を成功させるため、医師やスタッフ全員でサポートいたします。
ただし、健康保険による治療を受けるためには一定の要件があります。この要件を満たさない場合でも、「自由診療」で禁煙治療を受けることができます。
健康保険で禁煙治療を受けるための要件
1 ニコチン依存症診断テスト(TDS)で5点以上
2 ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
例:25歳〜45歳、1日15本
15(本)×20(年)=300
3 1ヶ月以内に禁煙したいと考えていること
4 医師から受けた禁煙治療の説明に同意する。説明内容に納得された時は、同意書にサイン。
ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)
【はい:1点/いいえ:0点】
※5点以上は「ニコチン依存症」
Q1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
Q3. 禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。
Q4. 禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか。
イライラ 神経質 落ち着かない 集中しにくい 憂うつ 頭痛 眠気 胃のむかつき 脈が遅い 手の震え 食欲または体重の増加
Q5. 「Q4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6. 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
Q7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q8. タバコのために自分に精神的問題*が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
*精神的問題:禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現したりしている状態。
Q9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10. タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かありましたか。
禁煙薬
バレニクリン(チャンピックス) | ニコチンパッチ(ニコチネルTTS) |
健康保険が使えます。ニコチンを含まない飲み薬です。禁煙時の離脱症状だけでなく、禁煙による満足感も抑制します。禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週間服用します。 | 健康保険が使えます。ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。禁煙開始日から使用し、8週間の使用期間を目安に貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えて使用します。高容量の剤形は医療用のみです。 |
禁煙治療の流れ
標準的な禁煙治療では、「12週間にわたり、合計5回の診察」が行われます。
【通院初回】
健康保険で治療が受けられるかどうかの「依存度」をチェック。
呼気に含まれる代表的な有害物質(一酸化炭素)の濃度を測定。
相談しながら禁煙開始日を決定し、『禁煙宣言書』にサインします。
禁煙補助薬を選択し、その特徴と使い方をご説明いたします。
【禁煙開始】
禁煙補助薬の内服開始から1週間後に禁煙を「スタート」します。
【通院2~4回目】
それぞれ初診から2、3、4週間後の受診日です。
呼気一酸化炭素濃度の測定、および禁煙状況のチェックとアドバイスを受けます。
【通院5回目】
初診から12週間後(約3ヶ月後)の最後の受診で、これで禁煙治療は「完了」です。
前回までと同様に呼気一酸化炭素濃度の測定を行い、以降、禁煙を続けていく上でのアドバイスを受けます。
禁煙外来受診ご希望の方へ
こちらから問診票をダウンロードができます。(問診票2枚・禁煙宣言書1枚)問診票をご記入の上ご来院していただくと、診療がスムーズに行えますのでご協力をお願いします。
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