• 2025年7月11日
  • 2025年7月22日

肛門科

肛門科について

肛門疾患を専門的に診る診療科で、代表的な疾患にはいぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろう、痔ろうの前段階である肛門周囲膿瘍などがあります。

肛門からの出血や膨らみ、痛みなど共通した症状が多く、直腸に生じた早期の大腸がんなどの深刻な病気が隠れていることもありますので、適切な検査や診断、治療が不可欠です。痔は良性疾患ですが、生活の質を大きく下げ、慢性化や再発を繰り返すことが多い傾向があります。

当院ではプライバシーをスタッフ全員が重視しており、痛みなどを最小限に抑えた治療を行っています。肛門科は受診しにくいと感じる方の気持ちになって、心理的な負担も感じさせないようきめ細かく配慮していますので、安心していらしてください。

心身への負担を軽減した治療を心がけています

つらい症状があっても肛門科への受診にためらいを感じる方の多くは、検査や治療による痛みや手術などへの不安を感じていると思います。当院では医療用麻酔ゼリーなどを使うことで検査などの際の痛みを最小限に抑えています。手術が必要な場合でも、日帰り手術などお体やスケジュールにも負担が少ない方法が主流になっています。まれに入院による手術が必要になることもありますが、その場合は連携している高度医療機関をご紹介しています。

当院では心身へのご負担を最小限にする治療を心がけていますので、お気軽にご相談ください。

肛門科受診でよくある症状

肛門の出っ張りや膨らみ

可能性のある疾患には、内痔核(脱肛)、外痔核、皮垂、見張りいぼ、肛門ポリープ、直腸脱、肛門腫瘍、直腸にできた大腸ポリープなどがあります。肛門ポリープががん化することはほとんどありませんが、大腸ポリープは放置していると大腸がんになる可能性が高いため注意が必要です。

肛門ポリープ

肛門からの出血

可能性のある疾患には、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、大腸がん、大腸炎などがあります。内痔核による出血は便器が赤くなるほど大量になることがありますが、切れ痔では拭いた紙に付着する程度のことが大半を占めます。出血があった場合には、粘液の有無や量、色などを観察して診察時に伝えることでより早く正確な診断につながります。

肛門の痛み

可能性のある疾患には、切れ痔(裂肛)、血栓性外痔核、内痔核が進行した嵌頓痔核、肛門周囲膿瘍、肛門ヘルペスなどがあります。強い痛みがある場合にはできるだけ早く適切な治療が必要なことも珍しくありませんので、できるだけ早く受診してください。

肛門のかゆみ

可能性のある疾患には、湿疹などを生じる肛門部皮膚炎、肛門ヘルペス、白癬症・カンジダ症などの真菌(カビ)感染などがあります。また、軽度の切れ痔・血栓性外痔核・肛門周囲膿瘍などでもかゆみを起こすことがあります。

いきんでもうまく便が出ない・残便感がある

可能性のある疾患には、内外痔核・直腸脱、直腸瘤、肛門狭窄などがあり、大腸疾患の可能性もあります。大腸カメラ検査で腸管の狭窄や病変などがないかを確認する必要があります。

杉並ももい内科内視鏡クリニック荻窪院 050-1809-4699 ホームページ